根岸Sを制したコスタノヴァ(撮影：下野雄規)

　今週の平地重賞はシルクロードステークスと根岸ステークス。

　今回はフェブラリーSまであと少しということで、根岸Sを取り上げます。

　GIで買える馬はいるでしょうか…？

2025年2月2日 根岸S

舞台：東京 ダ1,400m
勝ち時計：1:22.6
レースラップ：12.3 - 10.6 - 11.0 - 11.8 - 12.4 - 12.2 - 12.3
ペース：ハイペース(33.9秒 – 36.9秒)
風向き：影響なし
脚質：差し有利
馬場：イン有利

【レースポイント】

1.前3頭は終始競り合い続けて展開不利！ やや差し馬有利の競馬
2.雨の影響で脚抜きの良い馬場。内をロスなく通った馬が有利
3.不利があったのは前、外、そしてカラ馬に邪魔された馬と数が多い

【レース概要】

　生粋の逃げ馬ドンフランキーが馬なりで逃げる展開。そこにサンライズフレイムとサトノルフィアンが終始競り合い続け、前半600mが33.9秒とダートスタートの1400mとしてはかなり速いペース。よって前で競馬した馬は展開不利のレースで、差し馬有利の競馬になった。

　また、日中は雨が降っていたことで時計の出る脚抜きの良い馬場。内を通るメリットが強く、外を回した馬には不利の大きい競馬となった。

　よって不利を受けた馬は「前、外」、恩恵があった馬は「後、内」。

　さらにカラ馬によって被害を受けた馬(ロードフォンス、フリームファクシ)も不利を受けており、不利を受けた馬が続出するレースとなった。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点：スムーズで恩恵ある
4点：能力通り
3点：やや不利があるも許容
2点：不利による影響あり
1点：完全に参考外

【各馬解説】

1着：コスタノヴァ　5点
　珍しくスタート決めて中団。ラチ沿いでロスはない競馬をし、直線だけスムーズに外。あとは突き放す一方で完勝。

　恩恵があったとはいえラスト2ハロンは12.2秒→12.3秒と・・・