【東京新聞杯・きさらぎ賞予想】予想のポイントは「馬場適性」にあり? 重賞出走馬の調教内容をチェック

2025年02月05日(水) 18:00 16

ウォーターリヒトの鋭い末脚は健在

 先週から開幕した東京競馬場と京都競馬場。日曜日は雨の影響を受けたということもありますが、展開を読む上で重要な「馬場読み」が非常に難しい状態。特に東京芝は2日目が差せる印象がありました。そう考えると、昨年の東京新聞杯のように、4コーナーを6番手以内で回ってきた3頭で馬券圏内が決着するということもないのかな、なんてイメージします。

 京都芝は1回開催だったとはいえ、やっぱりこの時季なので、速い上がりは出ないですね。タフな馬場状態だと思うので、そのあたりは頭に入れて予想を組み立てていきたいと思います。きさらぎ賞の場合はキャリアが浅いので、どこまで今の馬場が向いているか、想像する力がすごく重要になりそうです。

【東京新聞杯/ウォーターリヒト】

 前走京都金杯は12月下旬に追い切りを1本抜く状態でありながら、きっちりと末脚を使って2着。最終追い切りの内容から、決して状態が悪かったとは思いませんが、まだ良化の余地がある段階であの結果は左回りのマイルでの安定感を示していると思います。

 今回は中4週なので、2週前追い切り、1週前追い切りを坂路で併せ馬。きさらぎ賞に出走予定のウォーターガーベラと併せて、2週続けての先着。1週前のラスト2F24.1秒、1F11.9秒は非常に優秀です。最終追い切りは坂路で2F24.4秒、そしてラスト1Fは11.7秒でもちろん4F目最速ラップ。今回も鋭い末脚が期待できそうです。

調教Gメン研究所

鋭い末脚に期待がかかるウォーターリヒト(2月4日撮影)

【東京新聞杯/ジュンブロッサム】

 マイルCSの10着は案外な結果でしたが、中3週というレース間隔もパフォーマンスが落ちたひとつの要因と考えてもよいのかもしれません。そこからレース間隔があいた今回ですから、前走とは違った結果を期待できそうな気がします。

 ただ、絶好調だった富士Sの2週前追い切り、1週前追い切り、最終追い切りがすべてCW3F36秒台。それに比べると・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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