【共同通信杯予想】まさに登竜門、完勝ならクラシック勝ち負け 昨年はジャスティンミラノが抜け出す

2025年02月10日(月) 18:00 10

24年の勝ち馬ジャスティンミラノは2着との着差が1馬身1/2。23年ファントムシーフは1馬身1/4、22年ダノンベルーガは1馬身1/2、21年エフフォーリアは2馬身1/2、19年ダノンキングリーは1馬身1/4、17年スワーヴリチャードは2馬身1/2、16年ディーマジェスティは1馬身1/4。完勝ならクラシック勝ち負けの期待が膨らむ登竜門だ。血統的にはファントムシーフ(母父メダグリアドーロ)、エフフォーリア(父エピファネイア)、ヴィクティファルス(母父ガリレオ)、ダーリントンホール(父ニューアプローチ)と、サドラーズウェルズの血を引く馬が強い。(解説:望田潤)

ショウナンマクベス

 スタッドリーやオーケーカルメンの半弟で、シャトーブランシュの甥で、イクイノックスやヴァイスメテオールのイトコ。母ウインフロレゾンはJRA2勝(芝1600~2400)。牝祖メゾンブランシュはクイーンS3着。父リオンディーズは名牝シーザリオの息子でテーオーロイヤルやサンライズホークなどを輩出。スタミナや持続力に富む牝系で、脚長でナタのストライドは大箱向き。ホープフルSは揉まれ込んで苦しかった。東京で巻き返したいが距離は2000がベターだろう。

距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

ネブラディスク

 リスグラシュー、アラスカ、プルメリアスターの半弟で、ココクレーターの叔父。母リリサイドは仏1000ギニー1位入線(6着に降着)。近親にクリテリウムドサンクルー(仏G1・芝2000m)のロビンオブナヴァンなど。父ドゥラメンテはタイトルホルダーやリバティアイランドなどを出すリーディングサイアー。京都内2000で大外を回して抜け出し新馬勝ち。ミルリーフの継続クロスらしい脚長のストライドは大箱向きで、スケールを発揮するには打ってつけの舞台だ。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎

マスカレードボール・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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