2025年02月10日(月) 18:00 20
京都芝外2200で行われた近3年(24年、20年、19年)を振り返ると、母父クロフネのプラダリアとクロノジェネシスが勝っており、母父フレンチデピュティのマカヒキが3着。時期的に馬場が渋ることも多いレースで、デピュティミニスター系のパワーには一目置いておきたい。バビット(父ナカヤマフェスタ)やステイフーリッシュ(父ステイゴールド)などステイゴールドの血も走っている。取り上げたなかではプラダリアとヨーホーレイクがフレンチデピュティをもち、マコトヴェリーキーはステイゴールドの孫。(解説:望田潤)
セイウンハーデス
ペイシャノリッジの半弟でヒルノマドリードやセイウンプラチナの甥。近親にデイリー杯2歳S2着ホッコータキオンがいる。オースミハルカやオースミグラスワンも同牝系。父シルバーステートはエエヤンやリカンカブールなどを出すディープインパクト系の人気種牡馬。母はマンハッタンカフェ×エリシオだからスタミナ十分で、シルバーステート産駒だから七夕賞のように捲りで決めたいタイプ。叩いて前進を見込むが、京都外回りだと馬場が渋ってほしいか。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
チェルヴィニア
ノッキングポイントの半妹でサブライムアンセムのイトコ。母チェッキーノはコディーノの全妹でオークス2着。母母ハッピーパスは京都牝馬S勝ち。この牝系のハービンジャー産駒はカービングパスやスティーグリッツがいる。まさに父と母を足して割ったようなイメージで、ナスペリオン的ストライドでしなやかに差す中距離馬。秋華賞は馬群を割って完勝だったが、本来は京都内2000より外2200のほうがジックリ差せる。舞台としてはほぼベストでは。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
プラダリア・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo