アプリ限定 2025年02月13日(木) 18:00 11
こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。
今週YUTA氏が注目したのは、東京競馬場で行われる共同通信杯(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
まずはコースの特徴について。
東京芝1800mは2角付近にあるポケットからスタートし、そこから本線に合流していくレイアウト。スタート地点から2角までの距離が短いうえに、2角から3角までの距離は長いので、終盤までペースが落ち着くことが多く、最後の直線での瞬発力勝負となって速い上がりが求められやすいコースとなっている。
次にレース傾向について。
キャリアの浅い馬、特に新馬戦を勝ち上がったばかりのキャリア1戦の馬の好走が目立っており、過去10年で[3-3-2-7]と優秀な成績である一方で、キャリア4戦以上の馬は[0-2-2-28]と苦戦傾向が強くなっている。
これは例年クラシックを狙う馬がこのレースに多く参戦してメンバーレベルが高くなりやすいので、そこに新馬勝ちから参戦してくる馬=能力を高く評価されている素質馬、キャリアが多い馬=勝ち上がりなどに苦戦した素質で見劣っている馬という図式が多くの場合で成り立つからだと考えられる。
また、コース傾向通りペースが落ち着いて瞬発力勝負になりやすいということもあり、前走で上がり最速をマークしていた馬が過去10年で8勝と強く、残りの2年も前走で上がり2位だった馬が勝利を収めており、勝ち切るためには高い瞬発力を過去に示していることが必須と言える。ただ、緩い流れではあるので、2・3着には先行馬が粘ったりすることがあるというのも頭の中に入れておきたい。
以上のことをふまえて今年のメンバーを見てみると、例年通りスローからの瞬発力勝負となりそうなので、速い上がりが使える馬を重視していきたい。
YUTA
2021年9月の俺プロ最強位バトルで上位入賞し、同年11月にウマい馬券でデビュー。2023年には年間プラスを達成し、その実力が本物であることを証明した。回収率はもちろんのこと、全予想家の中でも上位を誇る安定した的中率の高さもYUTA氏の特徴で、派手さはないものの万人受けする予想でファンを拡大している。