2025年02月14日(金) 18:00 16
今年の京都記念は前走GI組が少ない、4、5歳馬の比率が低い、と例年とは少し違ったテイストになっている。
4歳馬の出走はチェルヴィニアだけ。おそらく抜けた1番人気だろう。ジャパンC4着馬なので対古牡馬でも問題なくやれそう。ただこの先もある馬で、ここがメイチの仕上げではないはず。過去10年、1番人気馬は[3-2-2-3]、そのうち4歳馬は[2-2-2-3]で意外と勝ち切れていないので、買い目にどう組み込むかは考える必要がある。
ソールオリエンスはジャパンC14着だが、GIについては大敗してきても問題ないのが京都記念。東京→京都のコース替わりもプラスだろう。重馬場だった宝塚記念以外は苦しい競馬が続いているが、ここは相手関係からしても上位に入るチャンス。逆にここで大敗すると今後も厳しくなる。・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。