2025年02月16日(日) 18:00 9
東京芝3400の長丁場のハンデ戦。昨年はトップハンデのテーオーロイヤルが格の違いを見せつけた。23年はミクソロジーとヒュミドール、オルフェーヴル産駒のワンツー。21年2着オーソリティ(父オルフェーヴル)、20年1着ミライヘノツバサ(父ドリームジャーニー)、20年3着オセアグレイト(父オルフェーヴル)と、ステイゴールドの血を引く馬はよく馬券に絡んでいる。あとシルブロン、ランフォザローゼス、グロンディオーズと、エアグルーヴの血を引く馬も毎年のように上位に。(解説:望田潤)
ヴェルミセル
ヒシカツジェームスの甥で、ドロップオブライト、プレシャスエース、テンテキセンセキのイトコ。母マルーンドロップは2勝(芝1700~1800)。父ゴールドシップはステイゴールドの代表産駒でユーバーレーベン、ウインキートス、メイショウタバルなどを輩出。母父コンデュイットはキングジョージなどに勝ったミルリーフ直系。長いところ向きの無駄肉のない体質は血統どおりで、全4勝が2500~2600m。スタミナはあるのでハンデを利して食い下がる。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
コパノサントス
テーオーダグラスの半兄で、テーオーフォルテの甥で、目黒記念のコパノジングーも近親。父イスラボニータは皐月賞馬でヤマニンサルバム、トゥードジボン、コスタボニータなどを輩出。母がハービンジャー×マンハッタンカフェ×トニービンと重厚な血統で、このスタミナが強く2400以上は[2-1-0-0]でウインルーティンにハナ差負けただけ。トニービンの血を引き、東京に勝ち鞍があるのも買い材料といえる。昇級戦だしハンデももらえるだろう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo