2025年02月15日(土) 18:00 29
2012年にゴールドシップが「共同通信杯から→(直行で)皐月賞制覇」を達成するまで、創設から46年間、そんな記録は一度もなかった。ところが近年クラシックを狙うスケジュールは激変し、以降の13年間、約半数の7頭の皐月賞馬が共同通信杯からの直行馬になった。3着以内の直行馬は合計11頭にも達する。
今年も1着、2着着馬を中心に獲得賞金上位馬は、すでに直行予定のクロワデュノール、サトノシャイニングなどともに皐月賞に直行と思える。それもほとんどはキャリアの浅い評判の素質馬だ。
そんななか、近年では珍しくすでに5戦【2-1-1-1】もして、少しもエリートらしくないリトルジャイアンツ(父トーセンラー)に期待したい。最初、2着した2000mの新馬戦は11頭立ての6番人気だった。・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。