【共同通信杯】マスカレードボールがレースレコードタイの快勝 クラシック候補に名乗りを上げる

2025年02月17日(月) 18:00 24

血統面からも成長力に不安なし

重賞レース回顧

共同通信杯を制したマスカレードボール(撮影:下野雄規)

 近年の皐月賞を展望するうえで最も重要な路線重賞「共同通信杯」。2013年のメイケイペガスターと並ぶレースレコードタイの1分46秒0で快勝したのは、1番人気に支持されたマスカレードボール(父ドゥラメンテ)だった。

 そのメイケイペガスター(父フジキセキ)は気性面で難しすぎるところがあって、続く若葉Sも、皐月賞も凡走しているが、流れの落ち着きがちな共同通信杯がこんな速いタイムで決着することはめったにない。昨年の皐月賞をレースレコードの快時計1分57秒1で勝ったジャスティンミラノの共同通信杯快勝は1分48秒0(レース上がり33秒1)だった。

 今回の前半1000m通過は「60秒0」。前半スローになることが多いレースなので、例年より多少は速かったものの(先頭を争ったレッドキングリー、ワンモアスマイルは8着、9着に失速)、東京の1800mとしては普通の平均ペースの範囲である。・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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