小倉での劇的勝利から半年余──“立役者”となったあの馬が園田競馬に移籍…!?

2025年02月18日(火) 18:01 84

太論

▲“JRAジョッキー小牧太”のラストを飾ったモズアカボスと再コンビ結成なるか…?(撮影:大薮喬介)

先週は3日間で7勝をマークし、再び兵庫1位に躍り出た小牧騎手。今回は、「3着も多かったからお客さんに野次られた…」という裏話も交えつつのレース回顧です。

なんといっても印象的なのが、木曜日10Rのウインディーパレスでの勝利! ウインディーパレスといえば、2歳時に中央の笹田厩舎に入厩し、デビューを目指して小牧騎手が調教を付けていた1頭。残念ながら中央でのデビューは叶いませんでしたが、人馬とも園田に舞台を移し、コンビ5戦目での初勝利となりました。

さらに、ファンからの質問に答える形で、“あの馬”に関する楽しみな情報も!

(取材・構成=不破由妃子)

ウインディーパレスでついに勝利!「馬主さんも弟も喜んでくれた」

──先週は19戦7勝。木曜日には3連勝もあり、絶好調でしたね!

小牧 いい馬に乗せてもらっているからね。木曜日は上限いっぱいの8鞍で、大丈夫かなと思ったけど、いい馬ばかりで断る気になれなかった。感謝ですね。でも、3着も多かったから、お客さんに「2着にもってこい!」って野次られたわ(苦笑)。

──その方、きっと馬連とか馬単で勝負していたんでしょうね。さて、ウインディーパレスが兵庫で7勝目をマークしました(2月13日・姫路10R・キンセンカ賞B2一)。小牧さんの手綱では、念願の初勝利。

小牧 緩いから気を付けてたんやけど、案の定、躓いて(ゲートを)出て。「あ~あ」と思ったわ。

──これまで逃げで結果を出してきた馬ですが、いつもと違う競馬になりましたね。でも、4コーナーを回ってくる際の脚は、1頭だけちょっと違っていたような。

小牧 そうそう。躓くし、1コーナーでは引っ掛かるしで、最初は半分諦めて乗ってたんやわ。でも・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。

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