【チューリップ賞予想】後傾ラップになりがちなレース しかも開幕週で、ディープ系の前残りが

2025年02月23日(日) 18:00 12

ワンターンの大箱マイル戦で、桜花賞にもオークスにも直結する最重要ステップ。昨年はセキトバイーストが46.0-47.1とビュンビュン逃げたが、過去5年の前後半の平均は47.0-46.5で後傾ラップになりがちなレース。しかも今年は開幕週に行われるので内前が強そうだ。後傾ラップになると、レースラップ47.5-46.5の23年がモズメイメイ(父リアルインパクト)、47.7-46.1の21年がメイケイエール(父ミッキーアイル)、47.1-46.2の20年がマルターズディオサ(父キズナ)、いずれもディープインパクト系が前残りで勝っている。(解説:望田潤)

ナムラクララ

 母サンクイーンIIは優秀な繁殖で、本馬の他にもナムラクレア、ナムラアトム、ナムラムツゴローなどを産んでいる。牝祖クードジェニーはマキャベリアンの全妹で仏2歳女王。バゴやファンディーナなど活躍馬が多数出る名門牝系だ。父アドマイヤマーズは香港マイルなどの勝ち馬で、初年度産駒はエンブロイダリーなど牝がよく走っている。本馬はマキャベリアン=クードジェニーの全きょうだいクロス4×3も光り、パワー兼備で阪神マイルも合っていそうだ。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎

ビップデイジー

 ブラックスピネルやインフィナイトの姪で、母ローズベリルはJRA2勝(ダ1700~1800)。ダンビュライトやラブラドライトも近親で、マリアライトやクリソベリルも同牝系。父サトノダイヤモンドは有馬と菊に勝ちサトノグランツやスズハロームなどを輩出。サトノダイヤモンド×キングカメハメハはシンリョクカと同じ。母母父アグネスデジタル譲りのマイラーっぽい体型だが、ベストは1800だろう。しぶとい末脚が身上で、阪神JFは荒れ馬場も向いたかも。

距離○ スピード○ 底力◎ コース◎・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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