2025年02月24日(月) 18:00 10
フェブラリーSを制したコスタノヴァ(撮影:下野雄規)
今週はGIフェブラリーステークス!!
◎サンライズジパングがまさかのイン差しで2着と、驚いた人も多いのではないでしょうか。レースレベルも含め、しっかりと回顧していきます。
2025年2月23日 フェブラリーS
舞台:東京 ダ1,600m
勝ち時計:1:35.5
レースラップ:12.2 - 11.1 - 11.7 - 12.2 - 12.2 - 12.2 - 11.7 - 12.2
ペース:(ダートGIとしては)平均ペース
風向き:影響なし
脚質:フラット
馬場:馬場はフラット、展開的にやや内有利
【レースポイント】
1. 前後半800mは47.2秒 - 48.3秒と約1秒の前傾戦。ダートGIなら平均ペース
2. 上位はほぼ人気通りの決着。6着以下は突き放しておりハイレベル
3. 現4歳ダート路線は層が厚く、今後のダート界を牽引する
【レース概要】
逃げ馬が集まったことで序盤は競り合ったが、前で競馬した馬は中距離馬ばかりでペースはあまりあがらず。前後半800mは47.2秒 - 48.3秒と約1秒の前傾戦で、ダートGIとすれば平均的なペース。よって脚質による有利、不利はなかった。
良馬場開催らしく馬場はフラットだったが、コーナーでペースは落ちることなく1ハロン12.2秒。やや外を回した馬は不利だった印象も、大きな不利にはなっていない。よって展開、馬場共に癖が少なく、各馬の能力が発揮されやすいレースだった。
1~5番人気がそのまま5着以内を独占しており、6着以下を突き離したことからも上位の能力は抜けていた印象。
1着のコスタノヴァはピッチも速く、いかにもダート短距離王らしいスピードを持っている。その一方で2着のサンライズジパング、3着のミッキーファイト、4着のペプチドナイルはスピードの絶対値で負けた印象で、持っているポテンシャルは着順以上のものを感じる内容だった。
特にサンライズジパング、ミッキーファイトは同日に行われたサウジC覇者のフォーエバーヤングと同期の4歳世代。この世代のダート路線は上位が強く、今後のダート界を牽引する存在となっていくだろう。
【回顧点数表】
各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。
5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外
【各馬解説】
1着:コスタノヴァ 4点
いつも通り出遅れ。二の脚が速いのでもったまま番手後ろ。直線はスムーズに外に出すと、ゴール前まで脚色衰えることなく・・・
とうけいば
2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。