【フェブラリーS】コスタノヴァが得意の東京を舞台にG1初制覇 初コンビR.キング騎手の手腕が光る

2025年02月24日(月) 18:00 23

女性騎手としては史上初のJRA平地G1制覇

重賞レース回顧

フェブラリーSを制したコスタノヴァ(撮影:下野雄規)

 土曜の深夜から未明にかけて「シンエンペラー、アスコリピチェーノ、ビザンチンドリーム」が勝ち、メインのサウジCを「フォーエバーヤング」が逆転勝ちしたサウジカップデーに出走した日本調教馬は総勢18頭。フォーエバーヤングの約15億円強の1着賞金を筆頭に、日本調教馬は総額約30億円弱を獲得したことになった。

 さすがにその興奮と大活躍には及ばないが、R.キング騎手(オーストラリア拠点)がテン乗りで快勝したフェブラリーSも、その中身はあった。

 女性騎手の制したJRAの平地重賞は計7鞍。そのうち4競走がR.キング騎手によるもので、ただひとつのGI制覇は今回のフェブラリーS。GII勝ち鞍の1つも2024年のAJCCでR.キング騎手の手腕によるものだった。

 土曜未明にサウジで行われた「インターナショナルジョッキーズチャレンジ」に騎乗のあと、強行日程で日本へ帰国。コスタノヴァ(父ロードカナロア)で4勝しているC.ルメール騎手にサウジアラビアで「コスタノヴァの乗り方を教わってきたから大丈夫」と、パドックでも自信に満ちた表情で落ち着き払っていた。・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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