【中山牝馬S予想】他の牝馬重賞より大型馬が強い 中山内回りだからロベルトも強い

2025年03月02日(日) 18:00 20

中山内1800の重賞だからロベルトが強い。23年2人気1着スルーセブンシーズ(母父クロフネ)、5人気3着サトノセシル(母父オブザーヴァトリー)、22年15人気1着クリノプレミアム(母父ジャイアンツコーズウェイ)、21年7人気1着ランブリングアレー(母父シンボリクリスエス)、20年14人気2着リュヌルージュ(父モンテロッソ)と、毎年のようにロベルトの血を引く馬が激走する。比較的大型馬が強いレースで、過去5年の連対馬の平均馬体重は479キロ(過去5年の古牝馬重賞連対馬の平均馬体重は470キロ)。(解説:望田潤)

キミノナハマリア

 母シャドウマリアはJRA1勝(芝2000)。母母パールシャドウはJRA5勝で産駒にサトノシリウスやサウスオブボーダー。近親にサンチャリオットS(英G1・芝8F)のマジェスティックロワなど。母父ヴィクトワールピサはアートハウスやオニャンコポンなどと同じ。そこにハービンジャーだからなかなか重厚な中距離血統で、芝で馬場が渋ると[3-0-1-1]で洋芝[2-0-2-0]。時計かかれば持続力が活きる。1800も[3-0-1-1]と良績があるが時計はかかってほしい。

距離○ スピード○ 底力◎ コース○

コンクシェル

 マリーナやシンシアウィッシュの全妹で、近親にロッキンジS(英G1・芝8F)のベラードやアベイドロンシャン賞(仏G1・芝1000m)のキステナがいる牝系。母系にガリレオが入るキズナ産駒は、バスラットレオンやリラエンブレムなどよく走っている。母方の重厚な中距離体質が強く、オリオールの血を引くので馬群はNG。昨年の中山牝馬Sは49.6-11.9-47.5(稍重)とジワッとハナに立ち逃げ切った。ここも行く一手だろう。脚元を見ても馬場が渋るのはプラス。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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