【サウジC解説】ロマンチックウォリアー陣営の意図は?「J.マクドナルドの考え方は間違ってなかったと思う」

2025年03月04日(火) 18:02 233

ミルコレビュー

▲ミルコ騎手がサウジCで感じたこととは?(撮影:林真衣)

2月22日に行われたサウジカップデー。世界の強豪を相手にした日本馬たちはメインレースを含む4勝を挙げました。

今回は、フォーエバーヤングとロマンチックウォリアーの歴史に残る攻防に注目! 「化け物対化け物の対決」からミルコ騎手が感じたJ.マクドナルド騎手の“意図”とは…?

(取材・構成=森カオル)

ミルコ騎手が注目したポイントは“4コーナー”

──2月22日に開催されたサウジCデーでは、計6レースに18頭の日本馬が出走し、そのうちの4レースで勝利。日本時間では、明け日曜日の未明まで中継が続きましたが、ミルコさん、頑張って起きてました?

ミルコ いや、頑張って起きていたのはシンエンペラー(ネオムターフカップ1着・23日24時25分出走)まで(笑)。その時点で夜中の12時半だったでしょ? もちろん最後まで見たかったけど、日曜日は7頭も入っていたから、さすがに寝なくちゃヤバイと思って。でも、朝起きてすぐに見たよ。いやぁ、サウジCはすごい競走でした。それ以外の競走も、まるで日本馬のお祭りだったね!

──本当ですね。サウジCは、いったんはロマンチックウォリアーに外から完全にかわされたフォーエバーヤングが、進路を外に切り替えて見事に差し返しました。ミルコさんのおっしゃる通りすごいレースでしたが、ミルコさんはあの2頭の攻防をどう見ました?

ミルコ J.マクドナルドは素晴らしいジョッキーだけど、どんなにすごいジョッキーでも負けてしまうことがあるね。彼は天才だと思うし、絶対に世界の競馬にも詳しい。フォーエバーヤングのことも、すごく勉強していたと思う。で、たぶんだけど、フォーエバーヤングにずっと・・・

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ミルコ・デムーロ

1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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