【弥生賞など予想】今週は東西で3重賞開催 出走各馬の調教内容は?

2025年03月05日(水) 18:00 17

ミュージアムマイルの仕上がりは?

 先週のチューリップ賞。追い切り本数が標準以上の併用系統の調教タイプを重視して本命を決めましたが、結果は坂路単一調教が掲示板を独占。ウマい馬券のコラムで併せ馬の内容を評価したクリノメイが単勝39.3倍で勝利しました。しかも自己ベスト更新、このレース自体の勝ち時計はさほど速くありませんでしたが、追い切りスピードが重要な馬場かも知れません。桜花賞までこの馬場状態が続くかどうか、そこは毎週の結果を見て、見守っていく必要がありそうです。

 今週は東西で重賞が3レース。中山芝1800mの中山牝馬Sに関しては、先週の中山記念で狙った通り、1週前追い切りのトラックウッドチップ馬場でマークした4F時計を基準に印を打つ予定。フィリーズレビューに関して、阪神芝1400mの調教適性を予想バイブル「調教のミカタ」で取り上げる予定です。

【中山牝馬S/シランケド】

 中山競馬場は紫苑S3着という重賞実績があるので、3勝クラスを勝ったばかりでも人気になるかも知れません。ただ、2勝クラスの野島崎特別でも2着だったので、直線は急坂よりも平坦の方が現状はフィットするかも知れませんね。

 調教内容に関しては、レース間隔があいていますが、追い切り本数は標準程度評価。ただ、気になるところを挙げるとすれば、このくらいのレース間隔があけば、2週前追い切りと1週前追い切りがCWですが、今回は1週前のみがCW。その4F時計が52.5秒ですから、軽視はできないものの、重視するほどの内容でもないことも確かです。

調教Gメン研究所

追い切り本数は標準程度評価なシランケド(3月4日撮影)

【フィリーズレビュー/ショウナンザナドゥ】

 休み明けだった前走はデビュー以来最低体重の432キロ。やはりこの血統、・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

関連情報

新着コラム

コラムを探す