2025年03月14日(金) 18:00 18
スプリングSは過去10年、前走新馬組が[0-0-0-4]、未勝利組が[0-0-1-13]と走っていないレース。ただ今年は上位人気になる馬がいる。また、今年は前走オープン好走組がいないという特徴もある。この辺りが予想をする上で悩ましい。
キングスコールは1戦1勝の前走新馬組だが、人気だろう。勝ったときの2、3着は後に走っているし、レコードタイムでの快勝だった。今年は前走オープン好走組がいないぶん、過去の傾向を覆して新馬組が走ってくる可能性は十分にある。ただ傾向は傾向なので、軸ではなくヒモで押さえたいところだ。
ダノンセンチュリーも新馬組かつ人気。フィエールマン産駒でここまで唯一の新馬勝ち(ちなみにフィエールマン産駒の新馬2着は10回もある)だしベースの能力が高いのだと思うが、本質的にはもっと後の時期にもう少し長い距離で良くなるようにも思う。データ派として新馬組を2頭重視することはしたくないので、こちらを諦めるか、2頭とも△にするかで考えている。
マテンロウバローズは2戦2勝。・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。