2025年04月06日(日) 18:00 3
NHKマイルCのトライアルだが、過去5年の勝ち馬は次走マイルCで[0-0-0-4]。素直に中山1600に向いたマイラーを狙っていくべきだろう。24年9人気3着ユキノロイヤル(ヘイロー4×4)、22年6人気3着リューベック(母ヘイロー3×4)、19年3人気2着メイショウショウブ(ヘイロー3×5)、18年9人気3着デルタバローズ(ヘイロー5×4)、17年12人気1着ジョーストリクトリ(ヘイロー4×4)と、ヘイローのクロス馬が美味しい馬券になっている。中山マイルだからダンジグ、ストームキャット、ロベルトをもつ馬の好走も目立つ。(解説:望田潤)
アタラシイカドデニ
アヴァンティストの甥でカシアスやファーンヒルのイトコ。母母ゴンチャローワはフィユドレール賞(仏G3・芝2100m)勝ち馬。その母ピュアグレインは愛オークス馬。父イスラボニータはフジキセキの代表産駒でヤマニンサルバム、トゥードジボン、ニシノエージェントなどの父。母父サクラプレジデントらしい前がかりな気性でうなりながら先行し、イスラボニータ産駒らしいストライドで走るマイラー。時計や上がりがかかってのクチだろう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
プリティディーヴァ
クリテリウムドサンクルー(仏G1・芝2000m)のギアアップやエアフィールドS(米G3・芝9F)のガランティードの姪で、ホルトバージも近親。牝祖ディスピュートはアジュディケーティングの全妹でケンタッキーオークス馬。父キングマンは8戦7勝の名マイラーでシュネルマイスターやエリザベスタワーなどの父。ダンジグ4×5・5の欧州パワー1400寄りマイラーで、クロッカスSはスローで上がりが速すぎて追い込めなかったが、中山でパワー勝負になれば。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo