【桜花賞】エンブロイダリーが一冠目を制す スピードだけではないタフな馬場で見せた“総合力”

2025年04月14日(月) 18:00 21

人気馬たちが実力を示したハイレベル戦

重賞レース回顧

桜花賞を制したエンブロイダリー(c)netkeiba

 稍重発表より少しコンディションが悪くなっていると思われた馬場状態のなか、刻まれた勝ち時計は1分33秒1「前後半の800mは46秒6-46秒5」の速い時計だった。

 レース直後の第一印象は、人気馬を中心に「上位を占めたグループは、予測されていたよりずっと高いレベルを示したのではないか」だった。勝ったエンブロイダリー(父アドマイヤマーズ)はスタート一歩。気合を入れて中位に押し上げたが、インで揉まれながら進路を探している。アルマヴェローチェ(父ハービンジャー)は途中から巧みに馬群の外に出したが、突っ込んで3着のリンクスティップ(父キタサンブラック)は、スタートで寄られてダッシュつかず前半は離れた最後方追走。雨馬場のフルゲート18頭立てだからこういう不測の事態はある。

 3コーナーあたりでは、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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