【富士S予想】GIIに格上げされ本番直結 カナロア産駒がヒモ穴に

2025年10月13日(月) 18:00

マイルCSの前哨戦的な位置づけで、20年からGIIに格上げされた東京芝マイル重賞。24年2着ソウルラッシュ、23年1着ナミュール、22年1着セリフォスは次走マイルCSを快勝。21年1着ソングラインはその後マイルGIを3勝。20年1着ヴァンドギャルドは翌年ドバイターフで2着。格上げされただけのことはあるというか、確りGIにつながるレースになった。血統的にはロードカナロア産駒がここ5年で[0-2-2-6]で、勝ちこそないがダノンスコーピオン2人気3着、サトノウィザード9人気2着、タイムトゥヘヴン10人気3着と穴になっている。(解説:望田潤)

ウォーターリヒト

 ウォーターガーベラの半兄で、レッドアネモスやバンデルオーラの甥で、母ウォーターピオニーはJRA3勝(芝ダ1400)。母母マチカネハヤテはJRA5勝(全て芝1200)。父ドレフォンはジオグリフ、ミッキーファイト、アドマイヤデイトナなどの父。父系も牝系もマイラーで、プリンスリーギフトのクロスらしく前がいい走りで、大箱マイルでは確実に追い込んでくる。ドレフォン産駒だから、時計や上がりがかかったほうが差しやすいタイプだろう。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

キープカルム

 カムニャックの半兄で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」https://nas-quillo.hatenablog.com/

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