【AR共和国杯予想】東京芝2500で行われる伝統のハンデ戦 コース実績ある差し馬を狙いたい

2025年11月02日(日) 18:00

クロミナンス(24年アルゼンチン共和国杯1人気2着、24年目黒記念記念2人気3着)、マイネルウィルトス(23年アルゼンチン共和国杯2着、22年目黒記念6人気2着、21年アルゼンチン共和国杯4人気2着)、ヒートオンビート(23年目黒記念4人気1着、23年アルゼンチン共和国杯4人気3着、22年アルゼンチン共和国杯3人気3着)、ウインキートス(22年目黒記念8人気3着、21年目黒記念8人気1着)、アイスバブル(20年目黒記念6人気2着、19年目黒記念5人気2着)と、東京芝2500重賞のリピート好走が妙味ある馬券になっている。取り上げた5頭では、シュトルーヴェ(24年目黒記念1着)が東京芝2500重賞で連対経験あり。過去5年の連対馬の4角平均順位は8.1と差し優勢。(解説:望田潤)

シュトルーヴェ

 アンティシペイト(父ルーラーシップ)の3/4弟で、CCAオークスのワンダーレディアンエルの甥で、母アンチュラスはファンタジーS2着。ビホールダーマイルS(米G1・ダ8F)のアモーレイも近親。キングカメハメハ×ディープインパクトはヒートオンビート(23年目黒記念勝ち)やアンドヴァラナウトなどと同じ。母父譲りの低燃費な体質走りで2400以上[4-1-0-3]。脚長のストライド走で東京芝[3-1-0-2]。24年の目黒記念勝ち馬で、リピート好走十分だろう。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

スティンガーグラス

 パタゴニアの全弟でダノンファンタジーの3/4弟でエムズの半兄。母ライフフォーセールはブエノスアイレス大賞典(亜G1・ダ2200m)勝ち馬。母父ノットフォーセールはアルゼンチンのリーディングサイアーでサトノフラッグ=サトノレイナスきょうだいの母父でもある。父キズナは昨年のリーディングサイアー。サーゲイロード的な柔体質だが立ち肩で掻き込みの強い走りで、目黒記念が完敗だったし東京より中山のタイプか。馬場が渋るのはプラスだろう。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

ローシャムパーク

 母レネットグルーヴはドゥラメンテと同血でJRA3勝(芝1600〜1800)。母母イントゥザグルーヴはアドマイヤグルーヴの全妹。牝祖エアグルーヴは名牝名繁殖で子孫大繁栄。そこにハービンジャーだから本馬はボーデンと同血の間柄になる。24年BCターフは後方から捲り差して2着。24年大阪杯は向正面で番手に押し上げ2着。ともに長く脚を使う長所を活かしたレース運びだった。エアグルーヴ牝系だし東京2500の適性も高そうだが、ハンデは背負うだろう。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」https://nas-quillo.hatenablog.com/

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