2025年12月12日(金) 12:00
「競馬って、分からないなぁ…」
そんなことを感じる先週のチャンピオンズCでした。
と言うのも、陣営も口にしていたように1・2着馬は中間の調整に難しさを感じていた2頭。
特にダブルハートボンドにおいては、レコード勝ちをした後での中3週の女の仔。
最終追い切りにおいても、最後、気合いをつける面があり、1つ物足りなさを感じていると同時に当日に感じる硬さも…。
この馬に関しては門別での2着の内容に強さを感じ、みやこSでは本命にしたものの今回はさすがに中間の内容や条件に厳しさを感じましたが、能力&メンタルの強さに脱帽。
心身共に凄い馬だぁ…と改めて感じる1戦でした。反対にメンタル面の難しさがでてしまったのがナルカミ。騎手が騎乗してからのテンションの高さ&スタートの遅れにより自分の競馬ができずの結果。このあたりが3歳という年齢&経験ということなのでしょう。
一方、穴ならと注目をしていたメイショウハリオが4着。引退を撤回しての東京大賞典参戦との話もでたほどでしたが、8歳という年齢を考えても素晴らしい走りに映りました。
さて今週は2歳GI・阪神ジュベナイルフィリーズとなります。
注目は福島での衝撃的なデビュー戦を飾ったシンハライトの仔・アランカール。
とにかくこの2戦は、ものが1頭違うと見せつける内容での勝利。
3連勝でのGI制覇の可能性を感じますが、その一方で、レース振りとしては荒削り。
頭数もこの2戦とは違いますし、そこはポイントとなりそう。たぶん、今回も後ろからの競馬となりそうですし、仮にそうではなかったとしても馬群に入っての経験はなく、囲まれた時にどうなるのか? など分からないところも…。
そういった点から魅了されるのがタイセイボーグ。前走はスタートの遅れも響いてですし、1枠1番とゲート内で待たされる状況下で厳しい条件に映りました。デビューからの4戦は崩れていないですし、この2戦の勝ち馬は強い相手。軸ならこの馬と感じます。
また前走同じアルテミスSで2着となったミツカネベネラも、今回に繋がる走りができていた印象。初の右回りとはなりますが、デビュー戦からコンビを組む津村騎手というのは魅力です。
あとは距離延長が折り合い面的にどうでるか? はカギですがスターアニス。逆に距離短縮はプラスと思えるギャラボーグ、そして今回も逃げの可能性大と思われる中で鞍上が武豊騎手という点でのマーゴットラヴミーと坂井騎手との初コンビとなるアルバンヌに魅了されます。それでは皆さん、ステキな週末を。
ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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