【ターコイズS予想】中山マイルの牝馬重賞 最近はキングマンボ+ディープが健闘

2025年12月14日(日) 18:00

中山芝1600で行われるターコイズSはずっとロベルトの血が強かったが、最近は父キングズベストのミスニューヨークが22年1着、23年3着、母父キングマンボのフィアスプライドが22年3着、23年1着、そして24年は父ロードカナロアのアルジーヌが1着で父ルーラーシップのドゥアイズが3着と、キングマンボの血を引く馬の健闘が目立っている。ミスニューヨーク以外の3頭はディープインパクトの血を引く点も共通。取り上げたなかにキングマンボとディープインパクトの血を併せもつ馬はいないが…。(解説:望田潤)

ウンブライル

 ステルヴィオとステルナティーアの全妹で、ヒシゲッコウやグランパラディーゾの3/4妹で、クランエンブレムの姪。母ラルケットはJRA4勝。牝祖スイートコンコルドはシンボリルドルフの全姉。ロードカナロア×ファルブラヴはミッキーワイルドと同じでヌレイエフ≒フェアリーキングの3/4同血クロス5×3になる。8月の関越Sで約3年ぶりの勝利。府中牝馬Sも上がり2位で4着に追い込んでおり、今は大箱1800でジックリ差す形がいい。中山でも自分のケイバに徹して。

距離○ スピード○ 底力◎ コース○

ジョイフルニュース

 母ジョイニキータは亜1000ギニー大賞典(亜G1・芝1600m)勝ち馬でフォーティナイナー3×3をもつ。近親に亜オークス(亜G1・ダ2000m)のナスティアなど。父ロードカナロアは世界の短距離王でアーモンドアイ、パンサラッサ、サートゥルナーリアなどを輩出。マイラー×マイラーのマイラーだが、ロードカナロア産駒らしいしなやか体質で、フォーティナイナーのクロス由来の立ち肩で、函館で最内をスルスル抜け出したようにコーナリング力も高い。中山マイルは合う。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」https://nas-quillo.hatenablog.com/

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