▲ジェンティルドンナとの日々を日迫真吾助手が振り返ります(提供：日迫助手)

ショックだったが「これで楽になっていいよね」とも…

──感動の有馬記念制覇から11年。ジェンティルドンナについて、同馬を担当した日迫真吾さんに話を聞かせてもらいます。よろしくお願いします。

日迫　よろしくお願いします。

──去る11月25日、16歳の若さで他界してしまったジェンティルドンナ。一報を聞いた時の気持ちを教えてください。

日迫　ショックでしたね。昨年の段階で「腰が悪いんですよ」という話は聞いていましたし、繁殖牝馬を引退するということだったので、「体重を支えられなくなっているのかな」とも思っていました。でも、「これで楽になっていいよね」とも。僕自身が定年まで残り3年。会いにいかないとな…とは思っていたのですけど、定年後にゆっくりでもいいかなって。そのようにも考えていたので。

──そのような意味でもショック。

日迫　そこまでひどい状態とは思っていませんでしたし、聞いてもいませんでしたからね。

──ジェンティルドンナを初めて見たときの印象は？ どのようなタイプの馬でしたか？

日迫　牝馬のわりに大きくて、・・・