2007年01月17日(水) 23:50
春のクラシックを目指す3歳馬の動向が気になるシーズンに入っていきます。見つける楽しさ、それがあります。
重賞は、シンザン記念と京成杯が終わって2月戦線へと向かうのですが、そのクラシックロードとは別のところで勝利をつかんでいくものにも有望株が出てきます。そういったOP特別をしっかり見ていくのも、この時期を楽しくするコツ。先週は、京都で牝馬の紅梅Sがありました。
勝って桜花賞を目指したい、そんな思いを成し遂げたのがローブデコルテ。行きたい脚はそれほどでもなかったが終いの脚がしっかりしているのが特徴で、1400mをきっちり差し切りました。これで賞金が加算され、余裕を持って桜花賞に向かえます。暮れの阪神ジュベナイルFでは、18頭立ての17番枠で、終始馬群の外々を回っての4着。速い時計にも対応できていたので、今回の勝利で確実に一歩前進できたことになります。この種の馬たちを見つける面白さを、是非味わっていただきたいですね。
終わった重賞組では、京成杯よりシンザン記念組の方が見どころがありました。
ここには、朝日杯フューチュリティS・2着馬ローレルゲレイロが出ていたので、これに先着した1着アドマイヤオーラ、2着ダイワスカーレットの牡牝2頭に合格点をつけました。両馬ともキャリア3戦目、それでいてどちらも3戦2勝2着1回、まだまだ奥のあるところが楽しみ。しかも、いずれもアグネスタキオン産駒で、アドマイヤオーラは皐月賞2000mぐらいなら瞬発力が武器になるでしょうし、ダイワスカーレットはダイワメジャーの妹、桜花賞への視界は良好と言えます。
こんな風に自分なりのレースの感想をメモしておいて、その集大成がクラシックということになるよう、一歩一歩進んでいくような気分で、ここしばらくは見ていくことにしていきたいと、今年もまた心しています。
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長岡一也
ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。