中山牝馬S週頭ジャッジ

中山牝馬Sはこの時期の牝馬ハンデ戦ということもあって、3連単配当を見ても16年17万馬券、12年62万馬券、11年244万馬券など、しばしば高配当が飛び出す波乱含みの重賞。

今日は好走データについて確認しておきたいと思います。

(1) 上位人気馬とトップハンデ馬
まずはハンデ戦の基本データ、上位人気馬とトップハンデ馬の成績を確認しておきましょう。

1番人気馬 :1-1-1-7(3着内率30.0%)
2〜3番人気 :1-2-1-16(3着内率20.0%)

トップハンデ:3-2-0-17(3着内率22.7%)

このデータを見ると、1番人気馬の3着内率30.0%も今イチの成績で、2〜3番人気馬とトップハンデ馬は更に成績が悪い。

但し近5年に限ると1番人気馬は1-1-1-2とそれほど悪いわけではありませんので、10年間のデータだけを見て1番人気馬を割り引くのはややためらわれますね。

またトップハンデを背負う馬は、当然ながら実績馬が大半ですが、そのトップハンデ馬の成績も全く冴えない。
これでは中山牝馬Sが波乱になりがちなのも当たり前のことですね。
ちなみに今年のトップハンデはヌーヴォレコルトの56.5kgになりますが、やはり現時点では割り引いて考えたいと思います。

(2) 好走ローテ
これは今年のJRAホームページに掲載しているものですが、近3年の中山牝馬Sは以下のパターンの馬が3連勝中とのこと。

「前2走が愛知杯と、京都競馬場で開催されたG?・G?だった馬」
16年
1着シュンドルボン(前走エリザベス女王杯、前々走愛知杯)

15年
1着バウンスシャッセ(前走秋華賞、前々走愛知杯)

14年
1着フーラブライド(前走愛知杯、前々走日経新春杯)

これこそなぜこのパターンの馬が好走するのか分からない好走データの一つだと思いますが、3年連続勝ち馬が該当しているとなるとやはり無視はできませんね。

それどころか上記の3年間の過去データを再確認してみると、15年2着馬のパワースポットは前走京都牝馬S(京都、G?)、前々走愛知杯、14年3着馬のキャトルフィーユは前走愛知杯、前々走修学院S(京都、準オープン)と、準オープン以上の京都&愛知杯のパターンの馬の好走が目立ちます。

ちなみに今年の該当馬は以下の2頭。

シャルール(前走愛知杯、前々走エリザベス女王杯)
プリメラアスール(前走愛知杯、前々走エリザベス女王杯)