先日、netkeibaのニュースで、岩手の村松学騎手が「騎手免許取消」と掲載された。「取消」という言葉を正面からとらえると、「何か問題を起こしたのでは?」という印象を持った人も多いことだろう。
結論から言うと、村松騎手は自主的に騎手免許を返上し、引退をしたというのが正しい解釈だ。
取消というのは、主催者側の手続きとして「取消」という言葉になったということで、メディアが伝えるべきは「引退した」ということだったかもしれない。
もともと減量などに苦しんでいた村松騎手は、自ら引退するタイミングを探っていたそうだ。そんな折に発生した東日本大震災。今は無事開催に至った岩手競馬だが、その当時はまだ何もわからない状況だった。その時、社台から乗り役にならないかとの誘いを受けたらしく、騎手業は引退し、社台へ行く道を選んだというのが事の真相らしい。
新たな舞台での活躍を祈っています。