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2019年8月5日（月）のばんえい競馬8Rで珍事が起こった。
スタート直後の第一障害で、5番ロマンチックのソリが外れ、制御が効かなくなったロマンチックは左方向へ横向きになり、二つ隣のコースにいた7番シンドラーの藤野俊一騎手を目がけて進んでいった。迫ってきたロマンチックに驚いた藤野騎手は、とっさにソリを飛び降りて難を逃れたが、再びソリに乗るとそのままレースを続けた。
シンドラーと藤野騎手は2着に入線したものの、長い審議の結果、落ソリと見なされ失格となった。

「事故：第１障害後、７番シンドラー号は騎手落ソリ後、その地点に戻らず競走を継続したため第２位入線も規定により失格」

ただし、緊急避難的行動と取られたためか、藤野騎手への制裁は行わないものと判断されたようだ。

一方の、ロマンチックを管理する尾ケ瀬富雄調教師については、「馬装の不備（第1障害登りにてわらび型破損によりソリ脱落、競走中止）のため競馬の公正を害したので戒告し、令和1年8月5日、10日、11日、12日の4日間賞典を停止する」との制裁措置が取られた。