現地時間29日、米・ベルモントパーク競馬場で行われたBCディスタフ(3歳上牝、米G1・ダート9f)は、C.ヴェラスケス騎手騎乗の10番人気の伏兵プレザントホーム Pleasant Home(牝4、米・C.マゴーヒー厩舎)が後方追走から一気にスパートをかけて直線手前で先頭に立ち、6番人気ソサイエティーセレクション Society Selectionに9.1/4馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分48秒34(良)。昨年の優勝馬で1番人気に支持されたアシャド Ashadoは、さらにクビ差の3着に敗れた。

　勝ったプレザントホームは、父Seeking the Gold、母Our Country Place(その父Pleasant Colony)という血統。全姉にファーストフライトH(米G2)など重賞4勝を挙げたカントリーハイドウェイ Country Hideawayがいる。今年4月に、姉も制したベッドオーローゼスBCH(米G3)で重賞初制覇。その後もバレリーナH、スピンスターS(共に米G1)2着と好走していた。通算成績12戦5勝(重賞2勝)。

　C.ヴェラスケス騎手は同レース初制覇。管理するC.マゴーヒー調教師は95年インサイドインフォメーション Inside Information以来3度目の優勝となった。