JBCスプリント、ブルーコンコルド圧勝

2005年11月03日(木) 15:32

 3日、名古屋競馬場で行われたフサイチネットJBCスプリント(3歳上、交流GI・ダート1400m、1着賞金8000万円)は、幸英明騎手騎乗のブルーコンコルド(牡5、栗東・服部利之厩舎)が道中中団追走から徐々に進出し、直線で先頭に立つと、2番手を追走していた9番人気ハタノアドニスを5馬身突き放して圧勝した。勝ちタイムは1分25秒3(良)。さらにハナ差の3着には、後方から最内を突いて追い込んだ6番人気ノボトゥルーが入った。2番人気に支持された福永祐一騎手騎乗のメイショウボーラーは、果敢に先頭に立ったが直線で失速し4着。3番人気アグネスジェダイは好位追走から徐々に後退し8着に敗れている。

 勝ったブルーコンコルドは、父フサイチコンコルド母エビスファミリー(その父ブライアンズタイム)という血統。02年にデビューし、2歳時は02年小倉2歳S(GIII)2着、京王杯2歳S(GII)優勝など芝路線で活躍していたが、3歳時は苦戦を強いられる。初のダート戦となった03年霜月S(OP)を快勝すると、ダート路線に活路を見い出し、04年のガーネットS(GIII)2着、フェブラリーS(GI)では10番人気ながら5着に好走していた。暮れのギャラクシーS(OP)勝利後に故障が発覚し休養入りするが、今年4月、復帰戦の京葉S(OP)で2着と実力を発揮。続く栗東S(OP)を快勝し、プロキオンS(GIII)では約2年7ヶ月ぶりの重賞制覇を達成。前走シリウスS(GIII)では、トップハンデを背負いながらも快勝していた。今回が交流重賞初出走で、見事GI初制覇を達成した。通算成績25戦8勝(重賞4勝)。フサイチコンコルド産駒は今回の勝利で地方・中央通じてGI初制覇となった。

 鞍上の幸英明騎手、管理する服部利之調教師はともに同レース初制覇。これでJBCスプリント創設以来5年連続でJRA勢の優勝となった。

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