青森生産界の期待背負う オールブラッシュ

2021年03月03日(水) 22:45 0 6

 2月26日、青森県の荒谷牧場で種牡馬展示会が行われた。この日、お披露目されたのは、今年で種牡馬入り6シーズン目を迎えるウインバリアシオンと、新種牡馬のオールブラッシュの2頭。

 ウォーエンブレム産駒のオールブラッシュは、現役時に川崎記念を優勝。産駒数の少ない父にとって貴重な後継種牡馬でもあり、この日、会場に足を運んだ約30人の生産関係者の視線を集めていた。

 展示会を企画したスプリングファームの佐々木拓也代表は「県内で導入した新種牡馬では、久しぶりのJpn1勝ち馬となるオールブラッシュを多くの方に見ていただきたかったのと、青森でも展示会が行われていることを、生産界やファンの皆さんに広くアピールしたいとの思いもありました」と話す。

 日本軽種馬青年部連絡協議会の会長も務める佐々木代表は、青森の生産界を盛り上げるべく、種牡馬の導入をはじめとして、さまざまな試みを行っている。その成果は県内では唯一の競走馬市場である八戸市場の好況にも表れてきた。

 「来年も展示会を行う予定ですし、その頃にコロナが落ち着いていたのなら、ファンの皆さんも来られるようにしたいです」と佐々木代表。

 今週のチューリップ賞にもウインバリアシオン産駒の青森産馬であるバリコノユメ(牝3歳、栗東・松永昌)が出走予定。好走を見せて、さらに青森の生産界を活気づけてほしい。

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