復帰2連勝なるか “史上最高のダービー”に名を連ねるはずだったシルバーステート

2017年06月23日(金) 19:47

24日(土)阪神11R垂水Sで復帰2戦目を迎えるシルバーステート (c)netkeiba

 24日(土)の阪神11R垂水Sに、屈腱炎から復帰2戦目となるシルバーステート(牡4、栗東・藤原英昭厩舎)が出走する。

 同馬はデビュー戦こそ今年のヴィクトリアマイル(GI)の勝ち馬・アドマイヤリード(牝4、栗東・須貝尚介厩舎)に敗れたものの、次の未勝利戦を5馬身差で大楽勝し、続く紫菊賞では、道中3番手に位置しながら“上がり32.7”の末脚を繰り出し完勝。レース後には、“ダービー馬の筆頭”として挙げられたものの、次走の共同通信杯(GIII)に向けて調整を続けていた1月に左前脚屈腱炎を発症し、結果、1年7カ月の休養を余儀なくされていた。

 ケガの発覚から5カ月後に行われた日本ダービー(GI)は、のちに凱旋門に挑戦するマカヒキ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)、年末の有馬記念を制するサトノダイヤモンド(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)、2歳王者のリオンディーズ(引退)、皐月賞でその3強を圧倒したディーマジェスティ(牡4、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)ら強力なメンバーが集結。一部記者の間では“史上最高のダービー”とまで謳われ、ファンにとっても記憶に残るレースとなった。

 あれから約1年。5月20日に行われたオーストラリアT(1000万下条件)で長期休養から復帰を果たしたシルバーステートは、好スタートからハナを切ると、休養前と変わらぬ末脚を見せ完勝。ケガの影響を感じさせないレースぶりに、これまでの全4戦で手綱を握る福永祐一騎手も「1年7カ月もブランクがあったら、普通は勝つことは難しい。それだけ能力が高い証拠」(コラム『祐言実行』より)と、その才能の今後に期待を寄せる。

 続けて「この馬に思うのは、“無事にいってくれさえすれば”──本当にそれだけ」と語るように、まずは自身の脚との戦い。順調に行くその先には、ダービーとは別の大舞台で、最強の同期たちとの対決が待っている。

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