19日、福山競馬場で行われるローゼンホーマ記念(アラ系4歳上・ダート1800m)当日に、福山競馬所属として全国に名をはせたアラブの強豪ローゼンホーマ(牡23)が里帰りすることになった。当日は、現役時代に主戦騎手を務めた那俄性哲也調教師が騎乗してスタンド前やパドックで披露されるほか、資料展やレースビデオ上映、回顧トークショーなどのイベントが予定されている。

　ローゼンホーマは、父タイムライン、母ヒダカローゼン(その父エルシド)という血統のアラブ馬。86年に福山・寺田忠厩舎からデビュー。楠賞、全日本アラブ大賞典など数々のアラブの大レースを制し、引退レースとなった福山菊花賞で3着に敗れるまで、デビューから40戦連続連対という記録を打ち立てた。通算41戦34勝2着6回3着1回という成績を残し、89年に種牡馬入り。96年ローゼンホーマ記念を制したハギノハートリングなど300頭以上の勝馬を出して日本のアラブ史に名を残している。