「新馬戦」（２８日、京都）

　ウインサクヤヒメ（牝、父ステイゴールド、母ハナノメガミ、栗東・梅田）が、日曜京都６Ｒ（芝１６００メートル）でデビューする。異父兄は１５年京都金杯を制し、皐月賞でも３着と健闘したウインフルブルームだ。

　ようやくと言っていいだろう。芝の新馬戦は出走馬ラッシュ。２週連続の除外により、デビューがここまで延期された。今週こそ栗東坂路で４Ｆ５５秒７とソフトな仕上げだが、１週前には４Ｆ５２秒６と上々の時計をマーク。「除外の分、しっかりと乗り込むことができた」と梅田師は仕上がりに胸を張る。

　父ステイゴールドの血が騒ぐのか。「気が強い」と難しさを抱えるが、そんな気性がレースで爆発力を発揮するのも、産駒の特徴。「芝向きのフットワークで実戦向きだと思う。気性がいい方へ出てくれたら」と期待を込めた。推定馬体重は４２０キロ。小柄だが、軽快な走りで初陣に臨む。