3着まで
NHKマイルC(GI)の優先出走権が与えられるニュージーランドT(GII・中山芝1600m)に、美浦から出走する注目馬について、関係者のコメント。
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ファストアプローチ(牡3・美浦・
藤沢和雄)について、藤沢調教師。
「先週、今週と田辺騎手が乗って、問題なく調整ができています。前走(
シンザン記念・GIII・4着)は、たまたま少しスタートで遅れて勝負どころで窮屈な感じなりました。トビが大きいいので、それも影響したのでしょう。
以前蛯名騎手が乗った時に、スタートが上手でセンスが良いので、中山のマイルでも大丈夫と言ってくれています。この後は
NHKマイルCに向かいたいと思っていますので、頑張ってほしいですね」
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リョーノテソーロ(牡3・美浦・
武井亮)について、武井調教師。
「アメリカのトレーニングセールで好時計を出していましたので、芝を使ってみたいと思っていましたが、馬の気持ちと体が合致してきた前走(
クロッカスS・OP・1着)で芝を使ってみたら、満額回答を出してくれました。先週は猛時計が出ましたので、今週(4/4)は馬なりでやって良い動きでした。能力のある馬なので重賞でも楽しみです」
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ラムセスバローズ(牡3・美浦・
木村哲也)について、木村調教師。
「ここまで数を使ってきているのでさほど変わり身はないですが、順調にきています。外国産馬だったり筋肉質の体付きをしているという先入観もあってダートも使っていますが、馬を信じきれなかった自分が恥ずかしいです。
前走(500万下)は戦いやすいメンバーだったこともありましたが、やはり芝で勝ってくれました。今回は重賞でどのくらいやれるかだと思います」
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アンブロジオ(牡3・美浦・
菊沢隆徳)について、菊沢調教師。
「体の張りを含めて馬体が良くなってきて、デビューの頃よりも競馬も理解してくれています。先週金曜日が実質最終追い切りで、その時に石橋(脩)騎手に感触を掴んでもらいました。今週(4/4)はいつものようにサラッと追い切っています。流れにうまく乗ることができれば、中山の1600mでもやれると思っています」
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アイスフィヨルド(牡3・美浦・
武藤善則)について、武藤調教師。
「今週は前の馬を追いかける形の追い切りでしたが、好調を維持できています。前走(500万下・1着)は、道中前に壁を作れずにハミを噛んでしまいました。ただそれでも終いは頑張ってくれて、最後は差し返していたように根性がありますね。
今回は重賞になりますが、道中うまく脚を溜められれば終いは良い脚を使えると思います」
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コスモイグナーツ(牡3・美浦・
高橋祥泰)について、高橋調教師。
「前走のス
プリングS(GII・11着)後も疲れはありませんし、今週(4/4)の追い切りの動きも良かったです。前走はスタートで躓いて、その後出していったらハミを噛んでしまいましたね。
レースを重ねるごとにいろいろなことを覚えていますが、気性面からもマイルに距離短縮は良い方に出てくれるのではないかと思います」
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デルタバローズ(牡3・美浦・
堀宣行)について、橋本調教助手。
「前走(
京成杯・GIII・13着)はテンから力みながら走っていて、力を出し切れませんでした。攻め馬の動きは良いですが、その良さを競馬で出せていないので、今回は距離を詰めました。スムーズに流れに乗って、終いに脚を使えればと思います。気難しいところや幼い面がありますので、そのあたりが良くなってほしいですね」
(取材・文:佐々木祥恵)
2018/4/6 14:55
◎リョーノテソーロ