ゴドルフィンの所有馬11頭から禁止薬物検出

2013年04月23日(火) 08:21 0 5

ゴドルフィンの所有馬を管理するアルザルーニ調教師は、英1000ギニーで人気の無敗馬サーティファイを含む複数の管理馬から採取したサンプルから禁止薬物のアナボリックステロイドが検出されたため、免許失効の危機に直面している。

BHA(イギリス競馬機関)はの声明文によると、4月9日に抜き打ち検査を行い、45頭の管理馬の過去12カ月の間に採取した2種類のサンプルから検査を行った結果、11頭の馬の調教を停止している。競馬法医学研究所での解析によると、エチルエストレノールとスタノゾロールの2種類のステロイドが検出されたという。なお、過去にステロイドが検出されたケースでは、1年間の調教停止が課せられている。

ザルーニ師は2012年のドバイワールドカップ勝利のほか、数々の英クラシックを勝つなど、かなりの成功を収めている。

■アル・ザルーニ調教師
私は取り返しの付かない過ちを犯したことを深く後悔している。対象となった馬たちは一度もレースに出走していなかったので、私の行為がルール違反であると認識していなかった。ゴドルフィンや競馬そのものにダメージを与えたことをお詫びする。

■サイモン・クリスフォード(ゴドルフィンレーシングマネージャー)
これはゴドルフィンにとって暗黒の1日です。我々はこの事態にショックを受けている。シェイク・モハメド殿下は絶対に容認できない事態が起きたことに愕然としていました。殿下は我々の行なってきたすべてのプロセスについて緊急に見直すよう、私に指示しました。それはBHAの助言のもと、すでに進行中です。

■アダム・ブリッケル(BHAディレクター)
エチルエストレノールとスタノゾロールはBHAの規則上、いついかなるときにも使用が禁止されている薬物です。対象馬は即効性のある薬物を長期間使用されているため、長期間レースの出走は許可されないでしょう。BHAはこの事態の重要性を理解しており、賭博業界に影響を及ぼさないよう迅速に事を進めていきます。


【補足】
世界の競馬界をリードする、シェイク・モハメド率いるゴドルフィンのお膝元での不祥事は、英クラシックにも影響をあたえる事態となりました。シェイク・モハメドは反ドーピングの旗手であっただけに、本人の関与がないにせよ残念ですね。

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