【金鯱賞】ダノンプレミアム再輝V ダービー6着以来9カ月半ぶり実戦で鮮やか復活

デイリースポーツ

2019年03月11日(月) 06:00

 落合博満氏(左)と握手する川田

 「金鯱賞・G2」(10日、中京)

 雨の桶狭間で、ハイレベル世代の2歳王者が輝きを取り戻した。9カ月半ぶりも何のその、2番人気のダノンプレミアムが、好位追走から力強く抜け出して復活V。次戦は未定だが、さらなる大舞台に向けて弾みをつけた。2着には5番人気のリスグラシュー、3着には1番人気のエアウィンザーが入った。

 鮮やか過ぎる復活劇だった。1番人気で挑んだダービー6着以来、9カ月半ぶりの実戦。長い沈黙を破り、ダノンプレミアムが桶狭間で威厳を取り戻した。スタートを決めてスッと3番手に収まると、抑えを利かせて伸びのあるフットワークを繰り出す。勝負の直線。右ステッキに呼応して先頭に立ち、上がり3Fをメンバー最速タイとなる34秒1でまとめ上げ、後続の追い上げを振り切った。

 「ホッとしています。スタッフ全員がこの時を長い間待っていました」。17年2歳王者の帰還。待ち望んでいた瞬間を共有できた喜びを、川田はまず言葉ににじませる。「自分のリズムに終始しながら、結果としてあの位置に。手応え良く直線に向いた時に、これならと思いましたし、期待通りでした。ポテンシャルの高さを実感できたレースだったと思います」と胸の内を明かした。

 秋盾を目指して帰厩した昨年。ところが物足りない部分があり、無理をせずローテーションを組み替えることに。だがマイルCSへと向かうプランをたどる過程で、爪の状態が万全ではない、という判断に至り休養。我慢の連続ではあったが、陣営は復活の日を信じて待ちに徹してきた。

 次なるターゲットについて、中内田師は「1週間ほど様子見てからになりますが、大きいところを目指していきたいと思います」と明言を避けたが、現役最強へのシナリオが起動したのは確か。王者の第2章が雨の中京で幕を開けた。

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