【桜花賞】ダノンファンタジー 女王の走り!圧巻のラスト1F11秒4

デイリースポーツ

2019年04月04日(木) 06:00

 納得の動きで臨戦態勢を整えたダノンファンタジー(撮影・石湯恒介)

 「桜花賞・G1」(7日、阪神)

 昨年の最優秀2歳牝馬ダノンファンタジーが3日、栗東芝で最終リハを敢行。1週前追い切りの内容を不安視する声があったが、圧巻のパフォーマンスで一蹴してみせた。5連勝での桜冠獲りへ、態勢は盤石だ。阪神JFのリベンジに燃えるクロノジェネシスも、抜群の動きで逆転のシナリオを描く。朝日杯FS3着以来となるグランアレグリアも美浦Wで着々と準備を進めた。

 これぞ女王の走りだ。危うさを見せた先週の姿は、そこにはなかった。4連勝中のダノンファンタジーは、3日未明の雪で馬場が悪化した栗東CWではなく、芝コースを選択して追われた。

 主戦の川田を背に、湿った芝を力強く踏み締め、前へ前へと推進して行く。軽く促されるだけで、一気に加速。ダイナミックなフォームで5F62秒5-34秒4-11秒4のタイムをマークし、ゴール板を駆け抜けた。

 「チューリップ賞の時もそうだったのですが、1週前は走る気持ちが強過ぎるところがある。当週は負担になり過ぎないように。走る気持ちは強かったですが、よく我慢できていたと思います」と川田は納得の表情を浮かべた。

 1週前は向正面で何度も首を上げて行きたがる面を見せたが、そこでガス抜きに成功。最終リハでは、折り合い面は格段に進歩していた。そもそも行きたがるのはケイコだけ。中内田師は「調教では前進気勢が強いですが、競馬に行ったら上手に走ってくれますから」と心配無用を強調した。

 ハイペースを想定し、後方からの競馬を選択した阪神JFとは打って変わり、前走は好位から快勝と改めて“強さ”を見せつけた。その前走時に生えていた冬毛もすっかり抜け、今は馬体がピカピカ。臨戦態勢も整っている。

 今回、最大の焦点は、唯一後じんを拝したグランアレグリアとの再戦。「新馬の時は負けることがないと思っていたんですが、強い馬がいてビックリしました。久しぶりにG1で戦える。ファンの皆さんもそうだと思いますが、こちらも楽しみです。2歳女王として挑み、一番いい結果を出せるよう頑張りたい」と主戦は桜冠奪取を誓った。

 今度は負けない-。破竹の5連勝で、女王の座を不動のものにしてみせる。

関連情報

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す