【門別遠征馬情報】19日JRA東京9R「アイビーステークス-L」に門別から石川倭騎手と挑むフジノロケット!前走、同じ左回り盛岡芝1600m「ジュニアグランプリM1」を差し切り快勝。芝3走目でJRA馬撃破に挑む

2019年10月18日(金) 21:00

石川倭騎手とフジノロケットのコンビがアイビーステークスに挑む!(提供:岩手県競馬組合)

 19日(土)JRA東京9Rで行われる2歳オープン(L)「アイビーステークス/芝1800m」に、ホッカイドウ門別からフジノロケットが遠征で挑む。6月20日のデビューから4戦2勝という成績だが、前2走は芝にチャレンジ。初挑戦だった2走前「コスモス賞」(8月10日、札幌1800m)は7着に終わるも、勝ったルーチェデラヴィタから1秒0差で、上がり3F=35秒4は出走11頭中3番目に速く「健闘」を強く印象付けた。

 続く前走は、初の道外遠征で盛岡芝1600m「ジュニアグランプリM1」に挑戦。テン乗りとなった岩手の若武者・菅原辰徳騎手55を背に序盤は中団辺りを追走。4角4番手まで押し上げると、直線はワンランク違う末脚で前行く2頭を力強く差し切り、鮮やかに重賞初Vを決めてみせた。

 みちのくで掴んだタイトルを引っ提げ、再度のJRA参戦となる今回だが、前走で素晴らしいパフォーマンスを示した左回りは大歓迎。出走予定も8頭に留まり、伸び伸び走って持ち前の末脚を活かしたい同馬とすれば“願ったり叶ったり”の条件で迎える檜舞台だ。

 前走後の調整について米川昇師は「いくらか疲れが抜けにくい感じだったので、強い負荷を掛けることより15-15くらいのところを積み重ねる調整法にした」と説明。その言葉通り、帰厩後の9月21日から10月15日までに坂路を計44本、駆け上がってきた。直前の坂路追い(15日)では3F38秒5を「13秒9-12秒4-12秒2」の加速ラップで計時。「納得いく状態で送り出せます」と米川昇師は言う。

 とはいえ、相手はJRAで鍛えられてきた素質馬・良血馬たち。師は「一つでも上の着順を、という気持ちですよ」と控えめだが、内心はもちろん“闘志満々”のはず。「この馬の良さである『終いの脚』に懸けるだけです」。府中の長い直線、日本ダービージャパンカップを制した父ジャングルポケット譲りの豪脚を発揮なら、有力JRA勢にひと泡吹かせるシーンも期待できるはずだ。

 ぜひ、ご注目いただきたい。

(文=ひだか応援隊)

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