四位、万感の騎手生活30年「ダービーを2つも勝たせていただいた、これ以上ない」

デイリースポーツ

2020年02月28日(金) 06:00 26 33

 ラスト騎乗への思いを語る四位(撮影・石湯恒介)

 春は別れ、そして旅立ちの季節だ。四位洋文騎手(47)=栗東・フリー=が、29日の阪神を最後にステッキを置く。騎手生活30年。これまでの、そしてこれからの思いを胸にラストライドへと挑む。

 華のある名手がステッキを置く。JRA通算1585勝を挙げる四位が、29日の阪神でラスト騎乗を迎える。騎手生活は30年を数え、競馬学校7期生最後の一人になるまで現役を続けた。「騎手を小さい時から夢見て、夢だったダービーを2つも勝たせていただいた。これ以上ないです」。“悔いはない”といった表情でうなずく。

 ダービー連覇などJRA・G1は15勝、重賞は76勝を数える。「生き物なので、馬のことを大切にしてあげたいと思ってやってきた」。当たりが柔らかく、きれいなフォームで折り合いをつける姿は後輩たちの憧れだった。「拳の柔らかさは持って生まれたものだから、そういう意味では恵まれた。両親に感謝しなきゃ」と笑った。

 最終レース終了後には、予定通り引退式が行われる。そこにファンの姿はないが、JRAから打診された式の延期は断ったという。「自分としての区切りが土曜。ある意味、思い出になるよ。若い頃からいろんな話をさせてもらったノリさん(横山典)も阪神で乗る。感慨深いものがあるね」。当日は映像を通じてファンへメッセージを伝えるという。

 ラストライドを終えるとともに、調教師としての競馬人生が始まる。「調整ルームに入らなくなると引退したんだなと思うだろうけど。いろんなものを感じながら乗ってくるよ」。30年の思いを込めて、最後までファンを魅了する。

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  • ゲストさん

    2020/2/28 6:52

    観客いないけど
    「うるせぇよ オイ!」で
    締めくくってほしいなぁ。

  • 浜畑譲さん

    2020/2/28 6:52

    ヤンチャな同期集団でしたが馬への想いは皆本物。
    中でも特に大事にする姿勢は最後まで一流の騎手でした。
    名調教師への道を期待してます。

  • ラインガウさん

    2020/2/28 6:56

    あの事件ばかり言われるけど
    馬は好きでもあんまりギャンブルの客を好きじゃないから
    たぶん本音でしょ

  • ヒロシさん

    2020/2/28 10:18

    ゲート入りの前にお馬さんを撫でながら何か話しかけてる映像が凄く好きです(*´∀`*)
    新しいお仕事でも良い結果出るといいですね

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