地元10歳馬メイショウアイアンの差し切りVという快挙が達成されたのと同じ6月4日(木)、門別9Rで今季最初の2歳オープン競走「ウィナーズチャレンジ1競走」(JRA上級認定、1200m外回り)が行われ、単勝5番人気のラジアントエンティ(牝2・角川秀樹厩舎、阿部龍騎手54。父スマートファルコン)が勝利。強気の4角先頭から、追いすがる単勝1.5倍の圧倒的1番人気サイダイゲンカイ(牡2・田中淳司厩舎、服部茂史騎手54。父ジョーカプチーノ)との壮絶な一騎打ちを制してみせた。

　これでデビューから連勝、世代最初の「2勝馬」となるとともに、JRA函館2歳ステークスGIII(7月18日、芝1200m)への出走権(地方枠)もゲットした。オーナーは地方競馬でも多くの活躍馬を所有するDr.コパさん(小林祥晃氏)で、ラジアントエンティには今後さらなる活躍が期待される。

　2歳戦のレース数、JRA認定競走の施行数がダントツに多い馬産地。門別競馬では、JRA北海道シリーズをはじめとする多くの「特別指定交流競走」への挑戦ルートが開かれている。その経路的なものがひと目で解る図表が、ホッカイドウ競馬から発表されているので、ぜひ一度チェックしていただければと思う。
ホッカイドウ競馬からJRAに挑戦！2歳特指競走日程等一覧

　先週末の6日(土)からJRAでも2歳新馬戦がスタートしたが、この夏以降、白熱していく2歳競走を楽しむ上で、上記の「挑戦ルート」を覚えておいていただければ、観る側、応援する側の関心もさらに高まることは間違いないと思う。次回「ウィナーズチャレンジ2競走/JRA上級認定、1000m外回り」は6月24日(水)に行われる予定だ。楽しみにお待ちいただきたい。

　さて、今週3日間開催の2日目である今夜のメイン(最終)12Rは、C1-2組～C2-1組のメンバーによるアジサイ特別(1800m外回り)。10頭が出走予定だが、上位人気に推されそうなのは前走C2-2組特別を快勝し2連勝ねらうキングリキュール、前走JRA1勝クラスからの転入初戦(C2-1組特別)で2着まで押し上げたスプレーモゲレイロ、昨夏2連勝後から長めの休みに入り今春復帰から叩き3戦目となるビービーブレイデンあたりか。

　近走内容からキングリキュールが1番人気となる可能性が高そうだが、転入初戦をひと叩きされたスプレーモゲレイロも上積みが期待でき、時計を詰めてくる可能性も十分だろう。下馬評段階では、この2頭を軸にレースが展開される可能性が高いとみるが、結果やいかに。発走時刻は20時35分、今夜も門別グランシャリオナイター競馬でお楽しみ下さい！

(文：ひだか応援隊)