【秋華賞展望】3歳牝馬路線の最終決戦、あの穴馬に期待したい

2020年10月13日(火) 18:40

マジックキャッスルは京都重賞で2着の実績がある(撮影:下野雄規)

 3歳牝馬路線の最終決戦。小回りで直線が短い京都内回りコースで行われるが故に、かつては単勝1.8倍のブエナビスタが敗れたり、オークスを5馬身差で制したジェンティルドンナがハナ差の辛勝となるなど、必ずしも実力馬が力量差を見せつけるレースになるとは限らない。

1.前走掲示板が最低条件

 過去10年で3着以内となった30頭の内、前走6着以下だったのは2頭のみ。そしてその2頭はいずれも3着止まりだった。17年2番人気で13着のファンディーナは前走6着、16年2番人気で4着のジュエラーは前走11着、14年2番人気で6着のレッドリヴェールは前走6着など、それ以前の活躍で人気に推された馬も前走成績が悪いと苦戦する傾向。

2.キャリア8戦目までの馬が中心

 過去10年で3着以内に入った30頭中、25頭はキャリア8戦以内だった。キャリア9戦の馬は[0-1-2-26]で複勝率10.3%、キャリア10戦以上の馬は[1-1-0-38]で複勝率5.0%と苦戦気味。

3.ディープインパクト産駒が特注も

 重馬場だった17年を除くと12年から昨年まで毎年ディープインパクト産駒が連対しているが、その連対した8頭(12年はワンツー)の内、13年のスマートレイアー、18年のミッキーチャームを除いた6頭にはレース上がりが35秒0以上掛かったオープン戦で2着以上に入った経験があった。秋華賞はタフな消耗戦になりやすいことから、ディープインパクト産駒の中でも上がりの掛かるレースで実績を残してきた馬が特注となる。

 マジックキャッスルは上がりが35秒1かかったファンタジーSを差し込んで2着した実績がある。距離や内・外回りは違えど、京都コースの持続力勝負を好走しているのはアドバンテージだろう。今回はGIで相手関係がどうかも、2走前のオークスでは直線で中々進路が見つからなかったにもかかわらず、終い鋭く追い込んできて5着と見どころのある内容。地力は十分通用すると見る。

関連情報

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す