12日(土曜日)に英国のニューキャッスル競馬場で行われた最終競走に組まれたハンデ戦(オールウェザー5F=約1006m)で、出走全頭がゲートに入る前にスタートが切られたことによる「カンパイ」が発生。出走13頭中7頭の騎乗者に「カンパイ」の指示が伝わらなかったため、この7頭はコースを完走。再スタートに応じなかったため、レースは残り6頭で施行されて成立する事態となった。
レースは、最後のゲートインとなった1番人気(3.75倍)のクロップ(牝4)が、半ば入りかけたところで後ずさりし、改めて促されようとした瞬間、全馬がゲートインしたと勘違いしたスターターが、発走ボタンを押してしまったものだ。
再スタートでは、1回目のスタートで唯一駆け出さなかったクロップが、後続に3.1/4馬身差をつける快勝を演じている。
馬券締め切り後に出走を取り消すことになった7頭の馬券を購入していたファンには、ブックメーカーのルール4条に則り、一定の払い戻しが行われている。
(文:合田直弘)
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2020/12/14 13:13
続けてになりますが
日本では発走台の上に立って旗を振る発走委員の方が判断します。
不正発走の場合、台上でゲートから200m先にいる白い大きな旗を持った方に合図を送りその方がその白旗で騎乗者に停止するよう合図します。
ちなみに発走台の上で旗を振るとファンファーレが流れて枠入りという形が知られていますが、元々はこの発走台の上で振られる旗は白旗の方に「これから発走します」という合図だったんです。