角居師“ラスト有馬”で見せる奇跡

デイリースポーツ

2020年12月24日(木) 06:00

 キセキにエールを送る角居師

 思い出の地でラストを飾る。来年2月末の勇退を表明している角居勝彦調教師(56)=栗東。開業4年目で迎えた04年菊花賞で厩舎初のG1制覇を果たしたデルタブルースが、同年に挑戦したのが、師にとって初の有馬記念だった。以降参戦しなかったのは08、09、13、15、18年の5回だけ。のべ20頭を送り込み、暮れのグランプリを盛り上げた。10年にはヴィクトワールピサで制覇。「やはり思い入れがありますね」と感慨深げに振り返る。

 今年、のべ21頭目の参戦となるのがキセキだ。馬具を工夫して、17年菊花賞馬の復活を期待する。「クロス鼻革を着けて調教。追い切りに乗ったジョッキーが感触をつかんでくれているのは、いいことだと思います。枠が重要ですが、リズム良く運んでもらえれば」と浜中に思いを託す。

 指揮官にとって、有馬記念とはどんなレースなのか-。「一年の締めくくり。グランプリレースですから。出たいと思っても、出られないレース。最後に挑戦できるのは幸せなことです」。調教師として残された時間は約2カ月。名将が“ラスト有馬”で奇跡を起こす。(デイリースポーツ・井上達也)

関連情報

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す