【オークス予想】AIが指名した本命候補は超人気薄! ソダシとの組み合わせでも妙味あり/JRA重賞レース展望

2021年05月17日(月) 20:30 12 40

前走桜花賞では15人気8着も、マイルが本命ではないと考えると着順ほど内容は悪くなかった(撮影:下野雄規)

 今週末は3歳牝馬頂点を決める一戦、芝2400m戦オークス。今週もオリジナルのビッグデータを活用したAI競馬予想から弾き出した、オークスの激走注目馬を紹介します。

 まずはなんといっても注目度ナンバーワン3歳牝馬ソダシ。サラブレッド界で珍しい「白毛」の持ち主。それでいてデビューから無敗の5連勝中とスター性抜群の馬です。2歳牝馬GIの阪神JF(阪神芝1600m)、前走桜花賞(阪神芝1600m)と、すでにGIタイトルも2つ手中にしています。1番人気が5連勝中、近10年でも[5-2-1-2]と東京2400mという実績馬が実力を発揮しやすいコースだけに、3歳牝馬3冠の2冠目に一番近い馬なのは確かでしょう。

 次いで人気になりそうなのはアカイトリノムスメ。前走桜花賞では4着となりましたが、東京コースでのGIIIクイーンCを勝っています。母は3冠牝馬アパパネ。母が示した距離対応能力で逆転もあるかもしれません。

 さらに桜花賞3着のファインルージュ。重賞3連続3着で堅実なユーバーレーベン。前走フローラS1着クールキャット忘れな草賞1着ステラリアなど、虎視眈々と上位を狙っています。

 そんな馬たちのなかから狙うべき1頭を、絶好調オリジナルAIが膨大なデータから弾き出しました。枠順や当日の馬場状態予測を反映されていない月曜日時点でのものとなりますが、人の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような◎穴馬が出ることもあります。

【指名は超人気薄 オークスでAI予想が指名する激走馬】

 今回、netkeibaAIが導き出した本命候補は、なんと2ケタ人気濃厚のエンスージアズムでした。2走前のフラワーCではホウオウイクセルの2着。そして前走は桜花賞で15番人気からの8着。とはいえレース後に鞍上の岩田望騎手は「マイルは忙しかった。距離が延びれば持ち味が生きる」とコメントしていますし、キャリア6戦のうち全2勝はいずれも大箱1800mというデータからも、陣営が桜花賞よりオークスを本番と考えている可能性も高いとみます。

 また、父ディープインパクトに母父ストームキャットは、先日香港のクイーンエリザベス2世Cで海外G1も制した19年の勝ち馬ラヴズオンリーユーや、ラキシスなど多くのGI馬を輩出している配合。この大舞台での一変があっても不思議はありません。

 1番人気の好走確率が高く、比較的順当な決着が多い傾向にあるオークスとはいえ、直近でも2年連続で2ケタ人気が馬券に絡んで高配当を演出しています。大穴なら狙い目の1頭といえるでしょう。

 あとは調教の具合、枠順、馬場状態など、総合要素を加えての最終決定となりますが、馬券の検討材料のひとつにAIジャッジを参考にしてみるのはいかがでしょうか。

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