【川崎マイラーズ予想】波乱が起きやすい一戦 ヴァケーションにチャンス到来か?!

2021年05月25日(火) 17:00

全日本2歳優駿を制した舞台で、好走の期待がかかるヴァケーション(撮影:高橋正和)

 第13回川崎マイラーズ・SIIIが5月26日、川崎競馬場の1600mで行われる。過去12年で1番人気が勝ったのは6回。昨年は1番人気のカジノフォンテンが5着となり、勝ったのは8番人気のグレンツェント。2着リッカルド(5番人気)、3着キャプテンキング(6番人気)と続き、3連単は19万4040円だった。

 また、17年はリアライズリンクス(5番人気)が制覇。トロヴァオ(8番人気)、ポイントプラス(13番人気)の3連単で107万6210円。番狂わせが起こる確率が50%と考えれば、今年も万馬券が出る可能性は捨てきれない。

 川崎所属のヴァケーションにチャンス到来か。3走前の黒船賞・交流GIIIこそ中央勢相手の復帰戦で12着と大敗したが、続く東海桜花賞で5着。前走のプリムローズ賞は前を行く勝ち馬こそ捕らえられなかったものの、直線で競り合いを演じながら脚を伸ばして0秒3差の2着に食い込んだ。着実に調子を上げており、2歳時には全日本2歳優駿・交流GIを制した実力派。1600m戦はこの一戦も含めて2戦2勝と負けなしで、全5勝中4勝を左回りで挙げているのも心強い。

 とはいえ、モジアナフレイバーの地力の高さは本物。昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯・交流GIで、レコード勝利を挙げたアルクトスに0秒3差の3着、前走の黒船賞・交流GIIIでは離されたとはいえ3着に食い込み、地方馬最先着を果たしてしている。デビュー以来のコンビだった繁田騎手の引退にともない、今回は真島騎手が手綱をとるが、追い切りでまたがって感触はすでに確認済み。どんな手綱さばきを見せてくれるか注目だ。

 元JRAオープンのウインオスカーは、地方転入後初の地元川崎参戦。OROターフスプリントで3着、笠松グランプリで2着と他場の重賞で好走している。ヒカリオーソも前走11着だが4コーナーで故障馬の影響を受けてのもので、度外視していいレース。鼻出血の問題はあるが、叩き2戦目でダービー馬の実力発揮となれば怖い存在になる。前走でヴァケーションを負かして勝利したティーズダンクも侮れない。

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