【函館スプリントS 血統データ分析】ロードカナロアやディープインパクトは過信禁物か?

2021年06月11日(金) 07:07

ロードカナロア産駒の狙い目は牡馬より牝馬といえそう

 13日に札幌競馬場で行われる函館スプリントS(3歳上・GIII・芝1200m)について血統、種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い札幌芝1200mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。

 ロードカナロア産駒は[1-0-2-20]。20年キーンランドCでは1人気の支持を集めたダイアトニックが15着と大敗を喫しており、上位人気馬でも過信しづらい傾向にある。ただし、性別で内訳を見ると、牡馬[0-0-0-7]、牝馬[1-0-2-13]、20年UHB賞(オープン)でイベリスが3着になるなど、牝馬は及第点の内容を示せていた。同産駒からはカレンモエロードアクアアスタールビーの3頭が特別登録している。

 ディープインパクト産駒は[0-0-4-14]。昨年の札幌開催では一度も連対できなかったが、3着に好走した4頭の人気は1、8、9、9と人気薄の食い込みが目立ち、20年キーンランドCでもディメンシオンが高配当の立役者となっていた。同産駒からはカツジコントラチェックの2頭が出走予定。

 モーリス産駒は[1-0-0-0]。出走例は新馬のテーオーメアリーに限られるが、2着に2馬身差を付ける完勝だった。同産駒からはシゲルピンクルビーが出走予定。なお、モーリスの父にあたるスクリーンヒーローの産駒は[1-0-0-7]という成績で、好走率こそ強調できないものの、摩周湖特別(2勝クラス)でシルヴェーヌが10人気1着と大駆けしていたことは気に留めておきたい。

 ダイワメジャー産駒は[3-2-2-10]。昨年は札幌芝1200mの種牡馬成績で最多となる3勝を挙げており、単勝回収率290%、複勝回収率123%、と馬券的にも申し分のない結果を残していた。同産駒にはケープコッドが該当する。

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