12月25日に中山競馬場で行われる中山大障害(3歳上・JGI・障4100m)に出走予定のオジュウチョウサン(牡10、美浦・和田正一郎厩舎)が15日に美浦Wで1週前追い切りを行った。

　直線強めに追われて併せたアルティマボス(2歳未勝利)に1馬身半先着。騎乗した石神騎手は「しっかり息をつくりたかったので、長めから。ここ最近では順調に来れているし、状態も上がっています」と笑顔を見せた。

　オジュウチョウサンは父ステイゴールド、母シャドウシルエット、母の父シンボリクリスエスという血統。

　2013年10月にデビュー。翌年11月に障害戦に転向。障害の絶対王者と呼ばれたオジュウチョウサンも障害デビュー戦は1着から10秒以上も離されたしんがり負けを喫している。

　翌年2月に障害戦初勝利。その後、障害オープンで2勝をあげ、2016年の中山グランドジャンプでJGI初制覇。この勝利から快進撃が始まり、2018年の中山グランドジャンプまでJGI・5勝を含む障害重賞9連勝を果たした。

　それ以降も平地の芝レースで2勝をあげ有馬記念に出走し、中山グランドジャンプ5連覇を達成するなどまさにスターホースとして観客を盛り上げ続けたオジュウチョウサン。昨年11月に14戦ぶりに障害戦で敗北を喫して以来負けが続いているが、ここで復活の勝利を遂げられるか注目したい。