まだまだ寒さが続く2月…。降雪もあって何かと大変ですが、
JRAでは重賞が4レース行われます。
土曜日はまず、東京競馬場でダイヤモンドS(GIII・芝3400m)と、阪神競馬場で
京都牝馬S(GIII・芝1400m)。そして、日曜日は小倉競馬場で
小倉大賞典(GIII・芝1800m)、東京競馬場では今年最初のGIであるフェブラリーS(ダート1600m)が開催されます。
毎週、重賞の激走馬をコンピュータでピックアップするこのコーナー。膨大なデータを駆使したネット競馬オリジナルAIが狙いの1頭を探ります。今週は豪華メンバーの揃うGI・フェブラリーSにスポットを当てていきます。
まずは出走予定メンバーのチェックから。
月曜日時点での出走登録は24頭。今年はダート界の重賞を勝っている馬が勢揃いという、超豪華な顔ぶれとなりそうです。
まずは昨年のチャンピオンズC勝ち馬
テーオーケインズ(牡5・栗東・高柳大)。まだ確定ではありませんが、出走となれば人気は必至でしょう。
対するは、昨年のフェブラリーS勝ち馬
カフェファラオ(牡5・美浦・堀厩舎)。同レース4着で、前走
JBCスプリントで優勝した
レッドルゼル(牡6・栗東・安田隆厩舎)なども出走予定です。
さらには、前走のチャンピオンズCで人気になりながら大敗して、巻き返しが期待される
ソダシ(牝4・栗東・須貝厩舎)。
武蔵野Sを勝利している
ソリストサンダー(牡7・栗東・高柳大)、根岸Sで優勝した
テイエムサウスダン(牡5・栗東・飯田雄厩舎)、昨年9番人気ながら2着となり波乱を巻き起こした
エアスピネル(牡9・栗東・笹田厩舎)、東海Sで1着となった
スワーヴアラミス(牡7・栗東・須貝厩舎)など…。豪華すぎて、ワクワクが止まらない一戦となりそうです。
【AIは古豪の復権を予想】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測が反映されていない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
今回、コンピュータが選び出した本命候補は、人気薄となりそうな
インティ(牡8・栗東・野中厩舎)でした。
かつてはダートで怒涛の7連勝を達成し、3年前のフェブラリーSを制している古豪です。
同馬は
父ケイムホーム、
母キティ(母
父Northern Afleet)という血統で、ミスプロのクロス(3×4)があります。
これまで21戦7勝[7-1-4-9]という成績。妹には、現在2勝クラスの
フォレストキャット(牝4・栗東・野中厩舎)がいます。
デビュー以来、使っているのは全てダート1600~2000mというキャリア。3歳デビューの未勝利戦こそ6番人気で9着という結果でしたが、その後は逃げた上に最速の上がりを繰り出すという圧巻のレースが続き、5連勝でオープンクラスへと駆け上がりました。
初の重賞挑戦となった東海Sでも、1番人気に応えて優勝。7連勝を懸けて臨んだフェブラリーSでも1番人気で1着となり、ダート界の頂点を極めた馬です。
その後は勝ち切れない競馬が続き現在に至りますが、20年のチャンピオンズCでは10番人気という低評価を覆して3着。能力さえ発揮できれば、一線級相手でも通用することを証明しています。
昨年のフェブラリーSでは6着という結果に終わっていますが、近2走は盛岡のJpnI・マイル
チャンピオンシップで4着、昨年末のチャンピオンズCでは9番人気4着と掲示板に載る好走。鞍上にはフェブラリーSを制した際にも手綱を取った
武豊騎手が予定されており、全てを知り尽くしている鞍上なら大一番での一発も期待できそうです。
あとは、その他
ファクターによるAIの最終判断で、各馬の評価にどのような変化が生じるのか…。週末の予想を、楽しみに待ちたいところです。
(netkeiba編集部)
2022/2/14 21:59
インティの武豊さんは去年の重賞で結構人気より上の着順に持って来る事が多かったから紐に良さそう