【桜花賞】ライラックに福永祐一も納得の笑顔 初コンタクトで「いい動き。楽しみです」

デイリースポーツ

2022年04月01日(金) 06:03 1 15

 福永を背に軽快な走りを見せたライラック(左)=撮影・三好信也

 「桜花賞・G1」(4月10日、阪神)

 フェアリーSを制したライラックが31日、美浦Wで併せ馬。初コンビを組む福永が栗東から駆け付けて初コンタクトを取った。呼吸をぴったり合わせて、スムーズな走りで先着。順調な仕上がりをアピールした。99年プリモディーネ、05年ラインクラフトと、桜花賞2勝を挙げる名手とのタッグは心強い限り。強烈な末脚を武器に、クラシック奪取を目指す。

 福永を背に美浦Wに入ったライラックは、僚馬プレシャスブルー(8歳オープン)を追い掛けてスタート。直線では内から馬体を並べ、しっかりしたフットワークで併入した。タイムは6F85秒6-39秒4-11秒8。

 感触を確かめた鞍上は「いい動きでしたね。バランスのいい、質の高い走りをするタイプ。調子の良さを感じることができました」と納得の表情。さらに「阪神競馬場への輸送が課題になりそうですが、厩舎がきっちり準備をしてくれるはず。楽しみです」と笑顔で続けた。

 21年11月の京都2歳Sで8着に敗退。初の長距離輸送が響き、馬体重はマイナス10キロ。レース前からテンションが上がってゲート入りもゴネてしまい、まともな競馬ができなかった。その後は馬運車に乗せる練習を行っている。今回も関西への輸送は鍵になるが、相沢師は「今は全く問題ない」と胸を張る。

 前走後はトライアルを使わずに本番へ直行するローテを選択。指揮官は「予定通り。少し時計は遅かったが、動きは良かった。牝馬をうまく乗ってくれるジョッキーなので心配はしていない」ときっぱり。ハマった時の決定力はピカイチ。魅力たっぷりのオルフェーヴル産駒が、大舞台でも豪快な走りを見せる。

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